空手の定義:
「空手とは身に寸鉄を帯びず、平時に於いては心胆を練り寿康を計り、急に際しては身を守る術也」
空手家の在り様:
「人を打たず、人に打たれず、全て事なきを良しとする」
剛柔流開祖、宮城長順師範の格言
心技体(バランス)、文武両道、創意工夫が成果となる指導
指導の特徴
- 対面とオンラインのハイブリッド指導
- 世界中の人が気軽に参加できる多言語対応
- 「スロー空手」「誰でも空手」の概念重視
- 怪我しない革新的組手稽古法
指導対象
- 生涯を通じて空手道を極めたい方
- 将来的に指導者を目指す方
- 心・技・体のバランス向上による心身の健康増進を図りたい方
稽古概要
- 基本:
- 受け
- 突き
- 蹴り
- 連続攻防技
- 型:
- 太極(上段、中段、下段)
- 掛け受け、回し受け
- 撃砕第一、第二
- サンチン、テンショウ
- サイファー、セイインチン、サンセール、セイサン、セイパイ
- 拳法理論:陰陽理論、八卦、白鶴拳、太極拳由来の理論
- 姿勢=虚霊頂勁
- 発勁法(ケイ)=日本語にはない力の出し方・使い方
- 呼吸法=丹田呼吸
- 意識化技法=気沈丹田、用意不要力、意識と無意識
- 器物法:
- ヌンチャク
基準書
剛柔流教範(著者:山口剛玄師範、昭和52年発刊)に基づく、正確かつ論理的指導


重要座学:
重要座学まとめ ⇒ こちら
意識について
気沈丹田:意識は常に丹田に。
内外相合:内なる自分の力に目覚めよ。
用意不用力:意を用いて力を用いず。
姿勢について
立身中正:体の中心線を求めよ。
虚霊頂勁:首筋の力を抜き垂直に。
上虚下実:上体の力を抜き、下半身はしっかりと。
沈肩墜肘:肩の力を抜き、肘を垂らす。
含胸抜背:両腕を寄せ、背を丸く。
十趾抓地:足の指で床を掴め。
収腹促肛:ヘソを上に向けよ。
体の使い方について
剛柔呑吐:剛と柔と呼吸が重要。
動中求静:動中の静こそ真の静である。
相連不断:動きは長江大河のごとく。
上下相隧:全身協調の体動を身につけよ。
全身鬆開:無駄な力みを無くせ。
松腰松胯:腰、股の関節を自由に。
力と勁(意を用いた力)の違い
力は筋骨にたより、勁は筋の連携から発する。
力は有形,勁は無形
力は直線的であり、勁は円である。
力は滞り、勁は伸びやか。
力は遅く、勁や速い。
力は散じ、勁や集まる。
力は浮、勁は沈む。
力は鈍く、勁は鋭い。
剛柔流空手の源流である白鶴拳法理
陰陽
心身一体:心と体は一つである。
攻防一体:攻撃と防御は同時である。
内外一体:アウターとインナーマッスルを同時に使う。
八卦
呑吐:呼吸(息吹、主に腹式呼吸)
浮沈:上下の動き
剛柔:柔で発し、剛で当てる
動静:動注の静が重要である。
覚えるべき3種の勁(意を用いた力)
沈墜勁:重力を活用する
纏絲勁:体、腕の螺旋運動
十字勁:両腕の前後、左右、上下運動
重要語句解説
気沈丹田
座禅の基本で全ての動作に共通。
天台宗では
「丹田に心を止めれば道を悟ることも病を治す事も出来る。」
と説いている。
三害(=やってはいけないこと)について
1.怒気:気張って息を止めたままにする。
2.拙力:体を固め無駄な力を込める。
3.挺胸堤腹:胸が張り、腹内の気が上がって丹田の力が抜ける。
攻撃のタイミングについて
「旧力略過、新力未発の機」
初めの攻撃が終わり、次の攻撃に入る“間”
速さについて
「速さは静なるに発す。」
技の速さを心掛けるものは己を頼むためにかえって遅い。
必ず法によって為そうとする者は、その技は早くなくともついには
迅速となる。
出展:「太極拳に学ぶ、身体操作の知恵」
中国武術研究家 笠尾楊柳氏
稽古の効果
身体的効果:
柔軟性の向上: 空手の動きは多様で、体の柔軟性が必要です。定期的な稽古により、柔軟性が向上する。
バランスの向上: 空手の動きや技はバランスを重視するため、稽古を通じてバランス感覚が向上する。精神的効果:
集中力の向上: 空手は瞬時の意思決定や注意の集中が必要です。稽古を通じて集中力が向上する。
忍耐力の養成: 繰り返しの稽古や困難な技の習得を通じて、生徒は忍耐力を身につく。
自己制御の向上: 空手は相手との接触を含むことがありますが、それをコントロールする能力や怒りを抑える自己制御力が向上する。
精神的な安定感: 空手には禅の影響があり、冷静で精神的な安定感を養うことが期待される。社会的効果:
礼儀正しさの向上: 空手には礼儀が重要な要素として組み込まれており、相手や師範への尊重が強調される。国際交流:
武道を通した国際交流は相互理解を推進し、不戦の思想は国際平和に繋がる。
オンライン稽古
6年間のオンライン指導経験から型、基本(突き、蹴り、受け)にはオンラインが向いている。
道場稽古では難しかった一人ひとりの細かな動きが画面で可視化。
また、生徒と指導者を画面上で比較し、自ら修正が可能。(百聞は一見に如かず)
①利便性とコスト:
天候(猛暑)の影響や移動時間、コストが不要。
②情報共有:
サイバー空間の動画、資料などを簡単に共有。
課題と対策
唯一、組手稽古が課題。
不定期で対面稽古を入れる事で対応。
また、特別な器具を使い組手スキルを劇的に向上。
International Karate School/Goshi-kai
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