2024年10月20日:本日より不定期ブログを行う事に致しました。
小網道場、藤森道場の会員数が少しずつですが増加しています。
高校生からシニアまで年代差から稽古目的まで多様な生徒が揃いました。
こうなると指導速度と指導内容に柔軟性を導入する必要があります。
そこで以下の様な指導要綱を纏めました。
1.基本の徹底と共通の目標設定
基本を重視することで、会員同士のスキル差を見据え、道場全体としての技術や精神面で成長指標としたいと思います。
拳を前に出すだけの突きをいくら行っても上達は望めません。
そこには座学で習い、毎回、脳が認識すべき拳法理論が潜んでいるからです。
力とスピードの空手から限界から離脱するには座学と意識改革による基本の徹底があります。
2.個別のニーズに対応する柔軟なアプローチ
年齢や体力、経験の違いを尊重し、それぞれの会員が自分なりのペースで成長し、実感できる生涯進化する武道空手を追求する必要があります。
3.礼儀と精神修養の強調
空手技術だけでなく、精神的な成長、礼儀作法の意味、自己管理の強化の重要性をすべての会員に伝える必要があります。
現代社会で軽視されがちな精神論は武道においては重要な要素であると思います。
4.全員参加型のコミュニティづくり
会員間の意見交換会を2カ月に1度程度オンラインで行いたいと思います。
稽古に対する会員の思いは成長と共に変化するからです。
5.成長を認め、称賛する文化
多用な会員からなる町道場では成長速度を一律に比較する事はできません。
一人ひとりの成長を確認し、評価する機会を導入する事は重要であると考えます。